私はピノキオを観た事がない。
が、昔、なんかの機会で次のようなシーンを見て、衝撃を受けた。
『ゼペットじいさんは、大喜びして(多分ピノキオに生命が宿って動き出した時)、壁に無造作に掛けてあったバイオリンを手にし、下手ながらも陽気に弾きながら、歌い、踊りました』
・・・え?そこらへんにバイオリンが置いてある・・・?
・・・え?下手くそだけど、楽しく弾ける・・・?
それまで私のなかの「バイオリンのイメージ」というのは、クラシックのための楽器であり、高級で高価で品のあるものだというのもでした。
ゼペットじいさんが、「そこらへんにある日用品」のようにバイオリンを手にしたそのシーンを見て、
大昔のイタリア人なりが街角で気軽に楽器を弾くシーンなどが一気にアタマの中でほどけてフラッシュバックしてきました。
ああ、そうか、これもただの楽器だ。
何か楽器を始めたいな、という思いを強く、明確にしてくれたきっかけのひとつでもありました。
ゼペットじいさんはきっと、いちいち肩当てなんて付けてから弾いたりしない。
けど、いきなり手に取って弾き出す事ができるのだ。
昔本気でバイオリンを習っていたことがあるのか?
その時の気分に合わせて選曲できるほどレパートリーがあるのか?
恐るべしゼペットじいさん。
つきつめて考え出すと、段々悔しくなってくる(笑)
しかし、目指すはゼペットじいさんなのだ。
私は、アマオケに入りたいとか、人前で弾けるようになりたいという目標はありません。
私の目標は、老後、「暇だな~」と思った時とかにふと、「バイオリンでも弾こう~」という生活を送ることw
日常生活に、楽器を弾くという選択肢を取り入れたいのです。
そのためには、今から訓練を始めて、「気軽に」「ストレスなく」弾けるようにならなくてはならないのです。
老後になっても、「くっ・・・小指が・・・とっ・・届かない・・・」とか食いしばりながら弾いていたらイミがないのです(笑)
目指せ、ゼペットじいさん!
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